リビングの近くに畳コーナーを!①
フローリングにはない「温かさ」を感じることができる畳。でも住宅のテイストに和室が合わない…そんな時に「畳コーナー」はいかがでしょうか?
そんな畳コーナーについて3回に分けてご紹介します!
畳コーナーとは
畳コーナーとは洋室の一部分が畳敷きになっているスペースの事です。
種類としては床高が他の居室と変わらない「置き畳」と、一段高くなっている「小上がり」の2種類があります。
また畳コーナーに間仕切りを設置することで独立したスペースにすることも可能です。
和室との違い
同一視してしまいがちですが、畳コーナーと和室は違いがあります。
畳コーナーは居室の一部に畳を設けたもののことを言い、和室は居室全体に畳を敷いている部屋のことを言います。
他にも間仕切りで閉じられているスペースの畳が、4.5畳未満のものを畳コーナー、それ以上のものを和室と呼び方が変わります。
畳コーナーのメリット
①寝転んでも体が痛くならない
フローリングはそのまま横になると体が痛くなってしまいますが、柔らかい畳の上でしたら横になっても体を痛めることはありません。そのため赤ちゃんや子供のお昼寝させることができます。また大人もソファ代わりに気軽に横になることもできます。
②家事スペースとして活用
脱衣所や洗濯物干し場の近くに畳コーナーを設置することで、家事動線を短くすることができます。そこで洗濯物を畳む、アイロンをかけるなどの座って行う方がやりやすい家事をするスペースとして活用できます。
またキッチン周りに配置し、収納を付けることで保存食やお酒類の保管などもできます。
③キッズスペースに!
畳コーナーはキッズスペースにすることもできます。畳は柔らかく、フラットな造りのため、お子様が走り回っても足音が響くこともありません。もし物を落としてしまっても、フローリングよりも傷が付くことはありません。
またキッチンから見えるようにすることで家事を行っていても、子供の様子を確認することができます。
畳コーナーのデメリット
①掃除がしにくい
液体をこぼしてしまった場合フローリングと違い畳は即吸収してしまいます。そのため、汚れが取りにくくなります。
また畳はデリケートな素材のため、もともとお掃除方法も難しいです。
②お子さんが成長すると要らなくなるかも?
お子さんが小さい時は重宝したけど、成長してからは床に寝転がることも少なくなってしまい、畳コーナー自体の必要性がなくなってしまうパターンがあります。
活用することなく畳コーナーが物置と化してしまうこともあります。
まとめ
畳があることで全面フローリングでは感じることのできない「優しい温かさ」を感じることができます。
また家の中では靴を脱いで過ごす日本人にとって、ごろんと横になれる畳があることで家が一層リラックスできる場所へと変わります。
次回は平らなタイプ、一段上がった小上がりタイプ、開閉可能な間仕切りがあるタイプ、それぞれの説明をしていきます。