家族で使える便利なファミリークローゼット②
2回にわたってファミリークローゼットについてのお話の第2回目になります。
今回はファミリークローゼットを設置する際に気を付けるべき3つのポイントについてお話します。
ファミリークローゼットを設置するポイント
①広さ
4人家族の場合ファミリークローゼットは最低でも4.5帖が望ましいでしょう。収納に3帖、着替えスペースに1.5帖ないと生活動線が混雑してしまうからです。家族数や収納物の多さに比例してファミリークローゼットも大きくすることが大切です。
ユーティリティーと兼用する場合は、アイロンがけをしたり、洗濯物をたたんだりするためのスペースが必要です。
一か所に大きなスペースを取ることができない場合はアウターやバッグ・帽子など用とそれ以外に二分することもおすすめです。
②間取り
1.物干し場とつなげる
家事動線を考えると、洗濯物を干す場所のそばが最適です。洗濯物をとりこんで、
すぐに収納場所に移れ、ムダな動作が少なくなります。さらに、アイロン台を兼ね備えた作業台を置くことでよりスムーズな家事を行えます。
2.脱衣所や洗面室とつなげる
ファミリークローゼットを脱衣所や洗面室とつなげれば、朝の支度や帰宅後の着替えがスムーズになります。また室内干しや乾燥機など使用の場合、乾燥後すぐに収納できます。
3.リビングとつなげる
家族が集まるリビングとファミリークローゼットをつなぐことで、朝の混雑時など、リビングでも着替えが可能になるので、時間帯が重なってもスムーズに準備することができます。
4.和室とつなげる
和室を設ける予定であれば、和室とつなげるのもおすすめです。和室は客間として使うこともよくあり、大きな家具は置かないケースも多いでしょう。和室自体に収納を作らず、ファミリークローゼットから来客用布団を出すことで、居室を広く使うことが出来ます。
5.玄関とつなげる
ファミリークローゼットは、玄関先に設置するのもおすすめです。少し広めにとりシューズクローゼットの役割を持たせることで、外出準備や帰宅後の一連の行動をスムーズに行うことができます。また、リビングなど他の部屋に、脱いだ衣類が散乱してしまうことも防げます。
③クローゼットデザイン
まずファミリークローゼットはウォークインタイプのものとウォークスルータイプのものに分かれます。
ウォークインタイプ…中に入って収納できる広さのあるクローゼット。
ウォークスルータイプ…人が通り抜けできるクローゼット。
まとめ
ファミリークローゼットを作る際は家族の人数やライフスタイルに合わせた計画をできると、生活しやすくなるだけでなく、室内が整理された状態を保つことができます。
ファミリークローゼットの使いかたや目的を踏まえて、設置場所や間取りを決めることで快適な暮らしが実現していきます。注文住宅のプランを考える時にはクローゼットや収納の要素も大事に考えてみてくださいね。