家族で使える便利なファミリークローゼット①
整理整頓が苦手な人にオススメしたいファミリークローゼットについて、2回に分けてお話します。
第1回目の今回はファミリークローゼットとは?メリット・デメリットについてです。
ファミリークローゼットとは
ファミリークローゼットとは「家族全員の衣類を収納するためのクローゼット」です。3~7.5帖ほどの広さがあり、歩き回れる天井高とスペースがあるのが特徴の大収納空間です。
納戸とファミリークローゼットの違い
納戸とクローゼットには以下のような違いがあります。
ファミリークローゼットのメリット
① 家事効率が上がる
ファミリークローゼットがあることで乾いた洗濯物を1箇所に収納することができ、家族一人ひとりの部屋に洗濯物をしまう手間が省けます。さらにキッチンや洗濯脱衣室の近くに配置すれば、家事全般を短い動線で行うことができ、家事効率が上がります。
② 部屋が広くなる
プライベートな部屋ごとにクローゼットを配置すると、その分、部屋が狭くなってしまいます。しかし、ファミリークローゼットにすることで、部屋を広く使用することが出来ます。
③ 整理整頓がしやすくなる
ファミリークローゼットは衣服だけでなく、帽子やカバン・装飾品などの小物類、季節ものやかさばる布団などの収納場所としても使用できます。また玄関近くにファミリークローゼットを置くことで一つの動線上で外出時の身支度や帰宅時の着替えなどを済ますことが出来ます。収納が1箇所に集中することで物が散らばりにくくなり、整理整頓がしやすくなります。
④ 好きな壁デザインが選べる
クローゼットは来客の目に触れないものなので、好きな壁にすることが出来ます。気になっていたデザインを試す良い機会になります。
ファミリークローゼットのデメリット
① スペースが必要
家族全員の衣類の収納と着替えスペースを考慮するとそれなりに広いスペースが必要となります。そのため、ファミリークローゼットを設ける分だけリビングが狭くなるなど、他の居室の大きさにも影響してしまいます。
② 混雑することも
ファミリークローゼットは、家族全員が使用するため、登校や出勤などの着替えや身支度を行う朝の時間帯には、混雑してしまうこともあります。
③ 思春期の子供が嫌がることも
思春期のお子様がいるご家庭では家族が一緒に使うファミリークローゼットで身支度を整えるのを嫌がる可能性もあります。
まとめ
今回はファミリークローゼットのメリット・デメリットについて焦点を当ててみました。
いかがでしたか?
ファミリークローゼットは家事動線や生活動線をシンプルにし、スムーズで快適な生活を実現してくれます。
活用の仕方や普段の動線を想定しながら、ファミリークローゼットがあるほうが便利かを一度考えてみてください。
次回は間取り作成時のポイントについて解説します。