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おうちづくりで大切なこと

2021.12.10

家づくりから考えるヒートショック

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寒い時期に注意が必要なヒートショックは、住まいと大きく関わる問題です。住宅環境の見直しや、家づくりの段階から対策をしておくことが重要です。

寒い時期に注意が必要なヒートショック

朝晩だいぶ冷え込み、本格的な冬がやってきますね。
これからの時期に起こる可能性が高く、気をつけたいのがヒートショック。
ヒートショックとは、急激な温度変化で身体がダメージを受けることで、高齢者を中心に起こりやすく、特に注意が必要です。

消費者庁が厚生労働省の「人口動態調査」のデータをもとに分析した結果では、高齢者 の「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は高い水準で推移しており、近年では「交通事故」による死亡者数よりも多くなっています。
令和元年の家及び居住施設の浴槽における死亡者数は 4,900 人。
発生場所としては、家や居住施設の浴槽での事故が多く、11 月~4月の冬季を中心に多く発生しています。

住まいにおけるヒートショック対策

一番気を付けなければならないのはお風呂、次いでトイレです。
冬場の入浴は、暖かい居間から寒い風呂場へ移動するため、ヒートショックの件数が急増します。

暖かい居間から寒い風呂場へ移動し衣服を脱ぐと、身体は熱を奪われまいと血管を収縮させるので血圧が上がります。そしてまた暖かいお湯に浸かると、一気に血管が広がり血圧が下がります。

この血圧の急激な変化の繰り返しが心臓に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中につながるのです。

死ぬところまでいかずとも、家の中で部屋によって温度差があると、移動のたびに血圧の変動が繰り返され、血行が悪くなっていきます。

これから新築を建てる際は、やはり断熱性能の良い家にすることがポイント。
暖房機器をつけた部屋だけ暖かいのではなく、家中どの部屋に居ても温度差が少なく暖かい家が重要です。

現在の住まいでもできる簡単な対策としては、後付けできる浴室・脱衣室用暖房機の導入や、入浴前着衣のうちにあらかじめ浴室を温めておくなどを心掛けてはいかがでしょう。
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