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広島の注文住宅の実邸見学

2021.09.22

Y様のお宅にお邪魔すると広い玄関ホール、螺旋状に上がる階段に優雅な空間を感じた。
屋内は白壁と木を基調にしながらも、随所に色を使うことで個性的な空間づくりを行っている。トイレの漆喰壁の塗り方をそれぞれ変えてみたり、梁を手彫りするなど、職人のアイデアと高い技術を集結した家づくりができた事もY様の満足度を高めた要因の一つだったようだ。そんな意匠性の高さに加えて女性が多い家族のため、玄関横のシューズクロークを大容量にしたり、並んで身支度できるよう洗面脱衣所を広くするなどの工夫を凝らして機能性の高さも実現。
優雅な雰囲気と暮らしやすさを同時に叶えたY様は『10年、20年と経つうちにまた違った味わいが出てくるはず』と家とともに年齢を重ねることを今から楽しみしているようだ。

重厚なチューダー様式

重厚なチューダー様式をイメージして本物のレンガを焼き、1か月以上かけて積み上げた。

広さのある玄関ホール、螺旋状の階段から感じる優雅な空間

広々とした玄関ホール。螺旋状に上がる階段が印象的だ。

職人のアイデアと高い技術を集結した家づくり

LDKには、親戚やゲストが集まりやすいようにと、32帖もの広さを確保。
天井の梁は、熟練の棟梁が手間ひまかけてアンティーク風に手彫りしたもの。
キッチンカウンターにはカラフルなタイルを張り、意匠性にもこだわった。
ヨーロッパの街角にあるような時計や手彫りの梁がアンティーク感を醸し出す。

工夫を凝らした機能性の高さ

大きな開口部のアーチ状のあしらいが印象的な2階のデッキは、十分な広さを確保し雨の日でも余裕で洗濯物が干せる。
格子状に化粧梁を施した和室。建具もヒノキを使った造作によるもので、ほのかに漂う香りに癒される。
洗面脱衣室の壁には大きな鏡をあしらい、2人同時に身支度が整えられるよう洗面台と照明も2つ設置。
トイレは、将来車いすでも入れるような広さを確保。
広島市/Y様邸
家を新築しようと、まずは図書館で関連書籍を読んだY様。
その中にあった澤田氏の著作物で、自然素材やトリプル断熱を取り入れた0宣言の家について知り、『こんな家を建てたい』と、広島エリアで0宣言の家を手がける小田原ハウジングを訪ねた。
お母さまと同居するため、完全二世帯住宅を要望。外観はY様ご夫妻がイギリス旅行で見た重厚なチューダー様式をイメージして本物のレンガを焼いてもらい、1か月以上かけて積み上げた。
特にこだわったのはLDK。親戚やゲストが集まりやすいようにと、32帖もの広さを確保。柱で視界が邪魔されない大空間を実現するため、特別輸入した約10mものベイマツの梁を渡し、強度を保つために合掌造りの構造に。窓や照明器具、そして重厚感漂う家具は、アメリカのシアトルまで足を運び、デザイン性と機能性に優れたものを現地で買い付けたという。
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