SEARCH

広島の注文住宅の実邸見学

2023.01.31

実邸見学|本物の素材で建てた3階建てのオフィス+住宅。その1

  • facebook
  • twitter
  • LINE

ひのき、漆喰、ステンレス。本物の素材の質感が引き立つ3階建てのオフィス兼住宅。 その1では、エントランスと住居エリアの2階をご紹介します。

シンプルで無駄のないデザインの3階建て

余計なものを省いて無駄をなくした、スマートでスタイリッシュなデザインが魅力です。
素材の持ち味やデザインの特徴を活かし、洗練されたこだわりが詰まったお家をご紹介します。

閑静な住宅街広島市西区にあるこちらの建物も1Fがオフィス用 2F3Fが住宅となっています。
玄関も完全分離でオフィス用玄関と住居用玄関の2か所に設けられています。

シンプルでありながら、照明や家具など随所に施主様の「こだわり」が感じられる素敵な建物です。
北側玄関となっているので、あえて2階の窓は無くし、3階にベランダがあります。
3階は消防法で避難用の入口となるものを通りに面した側に設置することが義務付けられている為、複数のデザインを検討し、窓ではなくベランダにされたとのこと。
そのほか、玄関には地窓があり、あまり主張しないながらも玄関に光を取り入れ、なおかつ外観のアクセントにもなっています。

360度パノラマーツアー

現地に行ったような感覚でルームツアーがお楽しみいただけます。

エントランス

シャープなシルエットに木のあたたかみをプラスしたエントランス。
グレーの塗り外壁と木目の玄関ドアの相性が抜群です。
シンプルな外観を意識して事務所用 住居用 まったく同じものになっています。

こちらの玄関はLIXIL製 カードキー対応で利便性も抜群。
親子タイプなので入口はゆったりとしています。

玄関を入るとゆとりのある土間空間。
玄関正面にも地窓を配置し外には植栽を植えて土地の狭さを感じさせません。

玄関の天井と床が無垢の木、漆喰の塗り壁は、入った瞬間にこの建物の質の高さを感じとらせてくれます。

照明はおしゃれなインテリアサイトFLYMEで施主様手配のもの。
丸い三灯の照明ですこしレトロ感があるところがアクセントになっています。

緩やかな階段で2階住居部分へつながります。

PHOTO GALLERY

リビング

2階へ上がると広がるLDKの空間。

リビングにはナチュラルなインテリアと温かみのある無垢のフローリング。
床の無垢材はなんと「ひのき」で、木の香りも感じられます。
この家を建てた住宅メーカー小田原ハウジングでは「ひのきの床」が標準品ということです。

リビングの大きな窓はFIX窓とテラスドアの組み合わせ。
通常は引き違い窓が多いですが、
「せっかく南向きの2Fリビングなので極力大きな窓にしたかった」
と施主様がおっしゃっていました。
このテラスドアが窓と一体に感じられてオシャレなだけでなく、
ドアなので利便性も良い。

大きな窓から入る光が優しく照らし、外からの視線を遮るバルコニーもリビングの一部になり、モダンであたたかい開放感あふれる空間となっています。

施主様は「フローリングがひのきの無垢床なので家具に悩んだ」とのことですが
テレビ台はウオールナットのオープンなものを採用。
床とテレビ台を無垢材にしたので、テレビ背面をあえてエコカラットのタイル貼りにされています。
「エコカラットは工事中にだんだんとイメージがわいてきて追加オーダーしました」とのこと。

PHOTO GALLERY

キッチン

ワークトップとカウンター、ダイニングテーブル、背面収納までグレーで統一されたオープンキッチン。
ステンレスのワークトップは清潔感がありモダンでクールな印象に。

一般的なキッチンと言えば、シンクとコンロ、作業台が並んでいるものですが、シンクとコンロを別のスペースに配置し、調理のための作業をしやすくしたⅡ型配列のセパレートキッチンを採用。
さまざまなキッチンメーカーのショールームを見た結果
壁側のコンロ~カウンター部分はオーダーキッチン「だいだキッチン」のオリジナル造作
シンクのアイランド部分はTOYO KITCHEN STYLEという合わせ技

コンロとシンクが必要に応じて振り返るだけで次の工程に移れるため、動線は非常に短いのが特徴です。

また、キッチンからストレートにダイニング/リビングへと視界が広がるので、空間も広く感じられます。

PHOTO GALLERY

ダイニング

キッチンのワークトップから流れるように設置したダイニングテーブル。
このダイニングテーブルはDICHOTOMICという家具屋さんのもので、モールテックス仕上げの天板に黒いアイアンの脚と、ステンレスのキッチンの横にあってすっきりおさまっています。
カールハンセンのYチェアと、ルイスポールセンのペンダントライトを合わせ、とってもスタイリッシュな空間になっています。

CARL HANSEN & SON(カール・ハンセン&サン)のYチェア(ワイチェア)は、1950 年にハンス J. ウェグナーによってデザインされました。今もなお世界中で愛され続ける、北欧デンマーク生まれの名作イスです。

ルイスポールセン PH 4/3 ペンダントは柔らかい光を下方にたっぷりと集める、機能美を備えたデザインです。3枚シェードの曲線に対数螺旋を採用したクラシックなPHランプのメタルヴァージョンで、下方向に柔らかい光を集めます。 1966年の発表以来製造を続けているロング・セラーです。


ダイニングスペースは、家族での食事や子供の勉強、友人とお茶を楽しむなど、暮らしになくてはならない場所。
家族もゲストもみんなが使う空間だからこそ、心地よくおしゃれにしたいですよね。

テーブル・イス・照明の3点でコーディネートを考えることで、無駄のないシンプルで心地良いおしゃれなダイニング空間が広がっています。

PHOTO GALLERY

3階 寝室スペース

3Fは、無垢の床は無塗装で木(ひのき)の本来もつ色のままです。

主寝室

朝日の上がる東側と南側に窓を配置

北側 寝室(子供部屋想定)

家具を配置しやすいように癖のない四角い部屋

納戸

将来的に居住空間としても使用できるよう十分な広さをキープ。
壁面にハンギング可能な什器を設置した贅沢なウオークインクローゼット

シンプルだから活きる素材感

外観や内装のデザインやテイストは、住む人のセンスやご家族の住まいに対する愛着にも関わる大きなポイントです。

デザインがシンプルであるということは、そこに使われている素材そのものの質感や風合いを際立たせます。

家づくりは、人生におけるとても大きな買い物。
長く愛せるおしゃれな住まいを手に入れたいですね。

次回はオフィスをご紹介します。
〈 / 〉

RELATED