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2022.05.09

考えよう、ペットと暮らす家。

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人とペットは心地いいこと、そうでないこと、危険なことなどそれぞれ違います。 そこで今回はペットと暮らす家の工夫と間取りのアイデアをご紹介します。

新しく家を建てるにあたって、ペットと暮らすという選択をされる方は多いと思います。
大切な家族の一員だから、人と同じように、快適な環境を用意してあげたいですよね。
健康や安全に配慮することはもちろん、室内でも快適に暮らせるように、動線や空間づくりを工夫するとペットとの暮らしは大きく変わります。

今回は、ペットも人もストレスフリーで暮らせる家を実現するためのポイントや対策をご紹介します。
今後のよりよい「ペットと暮らす家」づくりにぜひお役立てください。

ペットとの暮らしは安全を第一に考えよう

ペットを飼う住宅のうち、猫の場合で8割ほど、犬の場合で7割ほどが室内飼いと言われています。
そのため、ペットが留守番をする際でも、安心して暮らせる対策が大切です。
まずはペットと暮らす家の安全について考えてみましょう。
暮らしのスペースを分ける
まず気を付けたいのが、キッチン。ペットにとって害のある食べ物や調味料を誤飲してしまったり、火による火傷など危険が溢れています。
そのため、理想は独立式のキッチンを採用することですが、独立型でなくても、簡単に出入りができないように、ペットフェンスを設置しやすい構造にしたり、段差を設けるなど、お互いに生活スペースを分けやすい工夫をしましょう。

浴室のドアは内開きに
ペットにとって浴室はもっとも事故が起こりやすい場所です。
そのため、ドアの形状は内開きの扉にすると、ペットが簡単に出入りできなくなるため安心。もちろん浴室のドアは必ず閉めておくことを徹底する必要があります。
また、ペットが口にすると有害な石鹸やシャンプーなどは収納できるようにしておきましょう。

コンセントの工夫
コードをかじったり、感電事故がおきないように、コンセントの位置を高くするか、コンセントやコードにカバーをかけられるようにしておきましょう。

階段は段差を低めに傾斜を緩やかに
段差が高いと、ペットも年齢を重ねると足腰に負荷がかかりますので、傾斜をおだやかに、段差を低めにするほうがよいでしょう。
そうすることで、やわらかい肉球にも負担がかからず、飛び降りたときの足腰への衝撃も最小限におさえることができます。

人が快適に暮らすための工夫

ペットと暮らすうえで気になるのが、床や壁の傷、あるいはペットのニオイです。
来客があるときには気になってしまいますよね。
傷つきそうな場所は、保護シートなどを貼って対策すると思いますが、特にニオイ対策は発生元となるトイレスペースの場所を工夫するなど、家づくりで重要になってきます。

家の生活臭と同じように、ニオイの元を断つという意味では掃除と換気が有効です。
人間用のトイレや洗面所にペット用のトイレを配置すると、リビングから距離が離れるのでニオイが気になりません。
また換気設備があるので、リビングなどの生活の場に流れることなく、ニオイを屋外に排気できます。
さらに、トイレの周囲には汚れをふき取りやすい塩ビシートを使用したり、消臭効果のある「漆喰」や、調湿・脱臭機能を持つ「エコカラット」を使用するなど、掃除が楽でニオイがつきにくい建材を使用するのがおすすめです。

ペットが快適&健康に暮らすための工夫

それぞれのペットの特徴を考慮した上で、どんな設備があればいいか配慮した間取りを考えることも大切です。
ここでは犬と猫の特徴と、快適に暮らすためにまず考えておくべきことをご紹介します。

犬の特徴と間取りのアイデア

犬は好奇心旺盛で散歩が大好きです。
玄関には散歩がしやすいようにリードやハーネスをつけたり、足を拭くことができるようなスペースがあると便利です。
また、リードやケア用品をまとめて収納できるスペースを玄関に設けたり、さらにそのまま浴室やトイレに移動しやすい間取りにするとケアがしやすくなります。
また、急に飛び出したり、来客に飛び掛かったりしないにように、ペットフェンスなどを設置するなど配慮しておくといいですね。

犬はもともとオオカミがルーツなこともあり、夏の暑さが苦手でほら穴のような狭くて暗いところを好みます。
群れで行動する習性があり、人懐っこくさみしがりやですので、家族がいる空間にペットスペースを設置して、リラックスできる場所を作ってあげるのがおすすめです。
また、体温調節が苦手な犬のためにお腹を冷やせるものを設置してあげるとさらにいいですね!

体重を肉球で支えていますので、フロアの床材にも安全性を考慮したいところです。
フローリングだと滑ってしまったり、腰を悪くしてしまう可能性もあるので、滑りにくいペット用のコーティングをしたり、コルク材など柔らかめの素材、触り心地のいい無垢材のほうが身体への負荷がかかりにくくなります。

猫の特徴と間取りのアイデア

自由気ままな猫は、室内でものびのび自由に動き回り、マイペースに暮らせるようにしてあげたいですよね。
高いところや、ひなたぼっこ、隙間に入ることが好きで、清潔好き。縄張りやプライバシーも気になるのが猫の特性。
基本的に猫は単独行動を好むのが特徴です。プライバシーの確保ができるように、複数の猫を飼う場合は、それぞれの距離感を保てる居場所を考えてあげたいですね。

猫を飼う際に、壁で爪とぎをしてしまうことに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
猫が爪をとぐところを、麻縄で巻いて保護したり、麻縄パネルで覆ったりすることで、本来持っている習性を我慢させる必要もありませんし、大切な家も守ることができます。

また、高いところが大好きですので、梁などを利用してキャットウォークを作ってあげると良いでしょう。
キャットウォークはさほど幅が必要ではありませんので、家の中のあちらこちらに作ってみると猫も屋内の暮らしを楽しめるはずです。
特別な作りにしたくないのであればさりげなく段違いの棚の作り付けにするのもいいでしょう。

さらに、猫は夜行性なので、家族が寝ている寝室の扉を開けて中に入りたいと思ったら、お構いなしに扉にジャンプして、引っ掻いて、というように開けてくれるまでアタックするなんてことも。
家の内部の扉にペットドアを付ければ、自由に出入りできますので便利です。

まとめ

ペットとの暮らしは、私たちにかけがえのない時間と安らぎを与えてくれます。
家づくりでは、ペットの習性や個性を十分に考慮しながら安全性、快適性、プライバシーを大切にし、間取りなどの工夫をすることがポイント。年齢を重ねても一緒にいられるように、お互いに豊かな時間が過ごせるように、丁寧に家づくりを検討していきましょう。
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